※子どもを救う「プランピー・ナッツ」
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南スーダン
幼い命を救った栄養治療食とは…
南スーダンでは、何年も続く紛争と不安定な情勢により、子どもたちの間で重度の栄養不良の危機が広がっています。
2017年9月現在、
100万人以上の子どもたちが栄養不良に陥り、27万6,000人が重度の急性栄養不良によって命を脅かされる状況に置かれているのです…
恐怖と不安に満ちた2週間
まもなく2歳のジェームズ君の父親、アルビーノ・ラクさんは、恐怖と不安に満ちた2週間を過ごしていました。
2週間前、重度の栄養不良におちいったジェームズくんは母親によって、南スーダンの首都ジュバにあるAl Sabah小児医院に連れられてきました。
日本では信じられないことですが、この病院は、南スーダンで唯一の子どものための病院です。
安心したのもつかの間、ジェームズくんが入院してわずか数日後に、母親が重度の下痢で亡くなってしまいました。
妻を亡くして途方に暮れていたラクさんは、悲しみとともに、息子も同じように命を落としてしまうのではないかという恐怖を感じていました。
※※南スーダンで栄養治療を受ける子ども(写真と本文は関係ありません)
なんと、
病院に連れてきた時のジェームズくんの体重はわずか8キログラムしかありませんでした。
衰弱していたジェームズくんは、目を開けることさえできなかったのです。
「本当に辛い日々でした。私は非常に孤独を感じました。訪ねてくる親類もいない中、私は息子にずっと付き添いました」とラクさんは語ります。
幼い命を救った栄養治療食
それから2週間、ラクさんは、息子が少しずつ回復していく様子を見守ってきました。
ジェームズくんは、当初は与えられても飲むことができなかった栄養治療用のミルクを飲めるまでに回復し、その後、ピーナッツバターに似たペースト状の栄養治療食「プランピー・ナッツ」を食べられるようになりました。
重度栄養不良の子どもの治療のために特別に開発されたプランピー・ナッツは、高いカロリーと豊富な栄養素が含まれています。プランピー・ナッツは、子どもの重度の栄養不良状態を治療するための必要不可欠な手段であるとともに、家庭に持ち帰って与えることで治療を続けることができるため、入院日数を減らす役割も果たしています。
前例のない栄養危機
「重度の急性栄養不良の子どもは、十分な栄養を与えられた子どもと比較して、命を落とす確率が5倍から20倍にもなります」と南スーダンで支援活動をしている、ヴァンダナ・アガワルは言います。
重度の急性栄養不良の治療を受けている子ども一人につき、
健康児並みの体重に戻すための6~8週間の治療には、およそ136袋のプランピー・ナッツが必要で、全員が十分な治療を受けられるとは限らない状態が続いているのです。
幸いなことに、ジェームズくんの状態は快方に向かっています。もうすぐ退院できることに、ラクさんが感謝の言葉を口にしています。
「病院のみなさんに大変感謝しています。一時は希望を失いかけていましたが、多くのサポートのおかげでもうすぐ家に戻ることができそうです」
この数十年でも例をみない深刻な被害が広がるアフリカ
今、アフリカの多くの国々では、干ばつや紛争による、
重大な飢饉・水不足・病気などのリスクに直面しており、何百万人もの子どもたちが、命の危険にさらされています。
例えば、ジェームズくんが暮らす南スーダンでは、
国民の半数にあたる600万人が食料不足に苦しんでおり、雨季の現在は衛生状態も劣悪…。
10州すべてでコレラが流行し、空腹で抵抗力の落ちた子どもたちを限界にまで追い詰めています。
1分で5.5人以上。
この数字は、
栄養不良に起因して命を落とす、5歳にも満たない幼い子どもたちの人数です。
いまこの瞬間も、日本から遠く離れたアフリカでは、干ばつや紛争を背景とする大規模な食料危機が発生し、何百万人もの子どもたちが、栄養不良や感染症などで命の危険にさらされているのです。
そんな、命の危機に瀕する子どもたちを救おうとする活動とは?
一人でも多くの助かるはずの幼い命を救うために活動している組織、それが
「ユニセフ」です。
名前を聞いたことのある方もいるのではないでしょうか?
助かるはずの幼い命を栄養不良から守るため、ユニセフが行っている活動は大きく分けて
「栄養不良の子どもを治療する活動」
「栄養不良を予防するための活動」
この2つがあげられます。
栄養不良の子どもを治療する活動
栄養状態のチェックや治療のできる環境づくりを各地で支援しています。
重度の栄養不良と診断された子どもたちには栄養治療食などによる治療が行われます。
栄養不良を予防するための活動
地域に根付く、栄養検査や病気予防の方法を習得した保健員の育成にも力を注いでいます。
母親たちの相談役、また保健施設と地域の橋渡し役として活躍できる人材となっているのです。
命を守るための対策と人材の育成を、災害・紛争の被災地や農村部などのあらゆる場所に広げ、多くの子どもたちを救うために日々活動しています。
このように、世界規模で活動しているユニセフ。
実は日本も支援を受けていたことがあるのです。
今から約70年前、まだ設立まもないユニセフから、戦後の日本も1949年〜1964年まで15年間にわたって、学校給食用の脱脂粉乳や医薬品など、当時のお金で65億円にのぼる支援を受けています。
活動の規模だけでなく、その長い活動の歴史にも驚かされます。
1日30円(月額1,000円)でできる支援
「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」とは
これまで紹介してきたユニセフの活動をもっとも力強く支えているのが、
「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」です。
例えば、
月1,000円のご支援が、栄養不良の子どもを救う
ペースト状の栄養治療食24袋、あるいは、子どもの免疫力を高め病気を
予防する
ビタミンA1,000錠に変わります。
月3,000円のご支援は、3つの病気から子どもの命を守る、
予防接種用ワクチン24回分、あるいは、脱水症状に陥った子どもを回復させる、
ORG(経口補水液)448袋分になるのです。
※輸送や配布のための費用は含まれません。
※2017年8月現在の価格。
実際に
「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」などを通じて寄せられたご支援に支えられ、2016年には以下の支援を届けることができています。(※1月~10月までの実績)
○220万人の重度栄養不良の子どもの治療
○1360万人の人々に安全な水の提供
○940万人の子どもにはしかの予防接種
○230万人の子どもに心のケア
○640万人の子どもへ教育の提供
支援金が何に使われているのか、理解を深めるための広報も定期的に行われていますので、支援者も安心です。
正直、
「寄付しても、何に使われているかの実感が持てない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
サポーターになると、まず、アクティビティブックなどのついた「ウェルカムキット」が、さらに、その後は年4回、「ユニセフ・ニュース」という広報誌が届けられ、現在どのような支援が行われ、どのような成果がでているのかも定期的に確認することができます。
またご希望者の方には、『世界子供白書』、小学生や中学生のお子さまを対象にした『ユニセフと世界の友達』という絵本なども、送付されます。
こういった、「サポーター」の人々の支援の気持ちが積み重なり、大きな成果を出すことができているのです。
また公益財団法人日本ユニセフ協会への寄付金は、税額控除の対象となり、
約40%が所得税額より控除されます。
※またお住まいの地域によっては、さらに住民税に対する控除対象となる場合もあります。
※限度額などがあります。
多くの方がサポーターとなり、ユニセフの活動を支えています

活動の実績が残せるのも、サポーターの皆さんの支援があってのこと。皆さんがどうしてこの活動に賛同したのか、実際の声を見てみましょう。
子どもたちの健やかな成長のため、私たちにできることとは?

ここまで、長文にも関わらず、興味を持って読んでくださってありがとうございました。
普段、日本で暮らしている私たちにとっては、栄養不良で命を落とすこと、そのものが身近に感じられないかもしれません。
しかし、現実には栄養が足りないばかりに、1分間に5.5人もの子どもが命を落としています。1分間で5.5人ということは、1時間で330人、
1日で8,000人弱にのぼるのです。
おそらく、この記事をここまでご覧になられた方は、少なからずご支援について考えている・考えられたことがあるのではと思います。
「現地に行って助けることはできないけれど、子ども達のために何かしたい、頑張っている人を応援したい!」
支援には様々な方法がありますが、定期的で継続的な支援が、中長期的な活動を計画的に行うために、最も必要とされていると言われています。
私もこの問題を知り、また自らの支援が子どもたちを救う力になることを知り、定期的な支援の道を選びました。
1日約30円の寄付で、1人でも多く命が救われます。
あなたも、
「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」に参加してみませんか?
>>サポーターになる<<
情報提供:日本ユニセフ協会