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世界の水・衛生問題について知ろう!私たちにできる支援を考る

世界の水・衛生問題について知ろう!私たちにできる支援を考る

日本ではごく当たり前に使用できている水や衛生環境ですが、確保できている国や地域というのは少なく、今も多くの人が安全な水の確保ができていません。
水や衛生の問題は非常に深刻です。水が確保できないだけでなく、多くの子どもたちの命や将来を奪っているからです。
では、改善するには私たちは何ができるのでしょうか。世界の水や衛生問題、そして私たちにできる支援について考えていきましょう。

日本とはかけ離れた海外の水・衛生事情

日本では蛇口をひねれば安全な水が使えますが、世界では水道があっても飲み水としては利用できない、汚れていて衛生上身体に危険を及ぼすなどの状況に陥っています。
2019年現在、世界では22億人が安全な水を確保できていないと言われ、42億人が安全に管理された衛生施設(トイレ)を使うことができていません。
 
こうした人々の多くが農村部や後発開発途上国に暮らしており、環境で暮らす子どもたちは水汲みに時間を奪われたり、病気により命の危険にさらされているのです。
(出典:ユニセフ(国連児童基金)と世界保健機関(WHO)による水と衛生に関する共同監査プログラム(JMP)「Progress on drinking water, sanitation and hygiene: 2000-2017: Special focus on inequalities」,2019)

飲んだ水で下痢や病気になる

池や川の水はほとんどが汚染された水です。病原菌や寄生虫が存在し、それを含む水を使うと重篤な病気を引き起こしかねません。
特に知能の発達や身体が未成熟な子どもにとっては取り返しの付かない影響を及ぼす危険さえあります。
抵抗力の弱い幼児は下痢による脱水症状でさえ命を落としかねません。
また、紛争が多いアフリカの地域のこどもは特に危険です。
ユニセフの発表によれば、長期化する紛争の影響を受ける国で暮らす子どもたちは、暴力が原因で命を落とすよりも、水や衛生的な環境の欠如により下痢性疾患で命を落とす可能性のほうが高いとされています。

汚染された水によってコレラ、赤痢、A型肝炎、腸チフスなど様々な感染症の伝染を引き起こす可能性があります。
(出典:公益財団法人日本ユニセフ協会「出典:Water under Fire」,2019)

子どもたちが水汲みに追われる

問題は衛生面だけではありません。 
不衛生な飲み水でも確保するためには池や川へ汲みに行かなければ行けません。
しかも1日に必要な分となるため、1回の水汲みでは補いきれないことがほとんどです。 
何度も往復することになり、その距離が遠いほど時間が掛かります。
 
そして、水汲みの担い手となるのが多くの場合女性や女の子たちです。
日本ユニセフ協会の発表によると、世界でも特に安全な水へのアクセスが悪いサハラ以南のアフリカでは、人口の29パーセントにとって飲料として安全な水源は30分以上離れたところにあるとしています。
こうした時間の浪費によって教育を受けることさえできず、貧困の連鎖なども起きてしまっているのです。
本当は学校に通い勉強をしたいという気持ちはあるものの水汲みのせいで学校を休むことが多く自分の夢を叶えられないという子どもも少なくありません。
きれいな水が飲めないというのは衛生面でも教育面でも重大な問題となっているのです。
(出典:公益財団法人日本ユニセフ協会「世界水週間(8/28~9/2)水汲みに、毎日2億時間女性や女の子が奪われる時間と機会 ユニセフが指摘」,2016)

私たちにできる支援は?「水」「衛生」のために行われている活動

水や衛生は健康的な生活を送るため、また貧困を脱するためにも重要性ですが、現地に暮らす人々だけでは実現できません。
私たちを始め、世界中の人が水や衛生を確保できるような支援が必要です。
既に様々な支援が行われており、今も各地でその支援によって水や衛生の確保へとつながっています。
しかし、まだまだ手は足りない状況でこの支援を広げていくために多くの人の理解が必要です。
そこでここからはどのような支援が行われているか、私たちにできることについて紹介します。

実際に行われている支援活動

水や衛生を届ける支援として、水道施設の設置支援が行われています。井戸や貯水タンクの設置のほか、衛生面を配慮したトイレの整備なども行われています。
 
NGO・NPOをのスタッフや国連機関の職員などが現地の人々と協力して、持続的に管理できるような形を作っています。

他にも基礎的な衛生を根付かせるために、屋外排泄の改善や食前の手洗いなど衛生習慣の適切な指導なども行っています。
これにより下痢が原因で命を落とす子どもが格段に減ることになります。

数千円の支援が多くの子どもを救う

日本で暮らす私たちは、募金や寄付を通して支援活動の手伝いができます。
私たちが寄付をすると、例えばORS(経口補水塩)、家庭用衛生キットなどを多くの子どもたちに提供できたり、1錠で4~5リットルの水を浄化できる浄水剤の購入できます。
さらに井戸の手押しポンプ用器材など、環境を改善するための物品も購入が可能となり、多くの人の生活を変えることにつながるのです。

日本のように安全な水を子どもたちに届けよう

子どもたちが安全な水を利用できることが未来を照らし、希望ある生活ができることにつながることが分かりました。
そのためには、水の確保や衛生面での配慮がなければいけません。今も現地では多くの人により安全な水の確保や子どもたちの衛生状態の改善のための取り組みが行われています。
まずは身近でできることから、水・衛生環境改善のための支援に参加してみてはいかがでしょうか。

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