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「私は難民です!」成田空港でそう叫ぶしかなかった、女性が抱える恐怖とは?
「I am a refugee!」(私は難民です!)
成田空港で必死に叫び、なんとか強制送還を免れたのは、ジャネットさん。(女性・当時26歳・仮名)
エチオピアから、難民として日本に逃れてきました。
政府によって厳しい言論統制が敷かれるエチオピア。
反政府的な発信をするジャーナリストや編集者は不当に投獄・拷問をされる状況が長く続いています。ジャネットさんはそんな母国の状況を変えるべく、勤務先の印刷会社で政権批判につながる印刷物を極秘で請け負っていました。また野党のメンバーとしてデモやリクルート活動に奔走。
自由と民主主義を求めて声をあげたところ、次第に当局に目をつけられ、2度にわたって逮捕されました。
「2度の逮捕を受け、 身の危険がいよいよ迫り、観光ビザが偶然最初に下りた日本行きを決心しました。空港の荷物検査で見つからないように迫害を受けた証拠となる書類を、バッグの裏地に縫いつけ忍ばせました。心臓が止まるような思いで、エチオピアの空港を突破しました。」
ジャネットさんは命がけの思いで成田空港にたどり着くと、エチオピアの公用語であるアムハラ語しか分からず、所持金が十分になかったことから「観光客ではない」と入国を拒否され、その場で収容されてしまいます。
難民申請後も数日後に再び空港へ連れて行かれ、エチオピアに送還されようとしていることに気付きます。
しかし、冒頭の必死の叫びで、なんとか強制送還を免れることができたのです。
強制送還を免れた彼女に待ち受ける、さらなる悲劇とは?
強制送還を免れたジャネットさんですが、再び収容施設に戻されてしまいます。逃げるために日本にきたのに、なぜ捕まっているのだろう…。混乱の中で毎日泣き、再び空港に連行される恐怖で一晩も眠れなかったといいます。
外での生活を許されたのは、来日から1年後。
さらに半年間待って告げられたのは、「難民不認定」という結果でした。
当時を振り返り、ジャネットさん はこのように語っています。
「強制送還に怯えて暮らす日々でした。
ストレスで耳が聞こえなくなった時期もありました。」
恐怖と不安におびえるジャネットさん。彼女の今の生活とは?
「強制送還されると自分の身に何が起こるかわからない…。帰りたくない…。」
絶望に打ちひしがれていた彼女をサポートしたのが「認定NPO法人 難民支援協会」。
「難民支援協会」とは
ジャネットさんのような方々への支援にあたっているスタッフの新島彩子さん。
直接難民の方からの相談に応じ、カウンセリングを行う支援現場で働いています。
彼女が働き始めたきっかけは、「日本に難民がいる」という事実に衝撃を受けたことでした。
難民の方々は自らの意思で来日したわけではないにも関わらず、大変な生活を強いられ、困難を抱えている。
そんな彼ら、彼女らを私たちは見過ごしていいのか? その思いが、彼女の中にずっとあったそうです。
「自分たちがあきらめたら、彼ら、彼女らは一体どうなるのか」と自らを奮い立たせ、支援者の方からの励ましに支えられながら、支援の最前線に立っています。
「難民の方にとって最初の関門が、公的支援につながるまでのおよそ40日間。その間は自力で生き抜く必要があります。働くことも認められません」
ジャネットさんのような方は、すぐにでもシェルターに入ってもらいたい、しかしシェルターを維持し、増やしていくためには膨大な費用がかかり、全員分には到底足りません。
そんな中、 「日本への観光客増加に伴い、宿泊費は高騰」 「難民が増えている中、公的支援の規模は横ばいのまま」 といった厳しい現実が立ちはだかっています。
彼らは、在留資格がないなどの理由のために収容施設へ送られるリスクと隣り合わせの生活を強いられます。
最悪のケースはそもそも、空港にたどり着いた後に外に出ることができず、母国へ強制送還されることもあるのです。
新島さんは、日々こんな想像をしています。
「もし私自身が、帰る家はなく、頼る人もおらず、言葉の通じない国に一人で放り出されたら?」
今当たり前の生活が、すべて崩れてしまう。 考えるだけでゾッとする経験をしている難民の方と、新島さんは日々接しているのです。
難民認定が出たのは3年後
ジャネットさんは弁護士のサポートで粘り強く裁判を闘い、来日から3年後に「難民認定」を勝ち取りました。
「いまは何も怖くない。
将来も楽しみだと思えるようになって、本当に幸せ」
働きながら、週末は日本語の勉強を続け、
日本で生活していくために必要なことを、努力を惜しまず吸収。
「今後はエチオピアの平和のために日本から活動していきたい」と意気込んでいます。
難民の方への新型コロナウイルスの影響
世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスは、既に難民の方の生活にも影響を与えています。来日直後の厳しい状況を何とか乗り越え、就労許可を得てようやくアルバイトで生活できるようになっていた方は勤務時間を減らされてしまったり、就職活動中の方は採用募集の話がなくなったり、既に難民の方の生活に直結する影響が出ているのです。
このような事態が続く中、『難民支援協会』は社会の中で特に弱い立場にある難民の方々がさらに深刻な状況に追いやられてしまうことを懸念しています。
「どんな状況であっても、日本に逃れた難民の方の拠り所となっている『難民支援協会』の活動を止めることがあってはならない。」
日本で頼るあてのない難民の方々をウイルス感染のリスクから守りながら、活動を続けるために『難民支援協会』はできる限りの努力を続けており、今だからこそ多くの方からの支援を必要としているのです。
ジャネットさんを救った「難民支援協会」の活動に関する3問のアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!
紹介したジャネットさん のように、切羽詰まって日本へやってきたものの、難民と認定されず、家族と離れ離れの生活を送っている人がたくさんいます。
日本で命の危険を感じることなく生まれ育った私たちには、「自分が日本にいられなくなる」そんな状況を想像することは難しいですよね。
しかし、生まれた国が違えば、自分が生まれ育った国を追われ、言葉も通じず知り合いが誰もいない国で暮らすことを、余儀なくされる人生もある。
そして、そんな人生に立ち向かっている人たちが、日々新たに来日しているのです。
困難な状況を抱えながら日本で暮らしている難民を、年間約700人支援しているのが、認定NPO法人 難民支援協会さんです。
今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金を難民支援協会さんに届けることができます。
支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo(※)が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません!
※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所 スタンダード市場)のグループ会社
2024年3月末時点で、なんと7万人を超える方が参加してくださり、70万円以上の支援金を難民支援協会さんにお届けできています!
ここまで関心を持って読んでいただき、ありがとうございます。
「日本に逃れてきた難民を助けたい!」
もしあなたがそうお思いなら、以下のアンケートに答えて支援に参加してみませんか?
難民支援協会の活動に関するアンケートにご協力ください!
【 アンケート内容 】
情報提供:認定NPO法人難民支援協会