地球温暖化

地球温暖化による動物たちへの影響は?

地球温暖化は、様々な問題を引き起こしています。

それは私たちの生活だけでなく、共に地球に住む動物たちにも影響を与えます。 このような環境にあって、動物たちはどういった影響を受け、どのような問題に直面しているのか、こちらの記事ではそのような地球温暖化の影響などを解説します。

地球温暖化のメカニズムや原因、現状は?私たちへの影響やすぐにできる対策も解説

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地球温暖化とは

まずは地球温暖化とはどのような現象なのか解説していきます。 地球温暖化は、大気中に含まれる二酸化炭素などの温室効果ガスによって気温や海水温が上昇し、氷河や氷床が減少する現象です。

地球温暖化は平均的な気温の上昇だけでなく、熱波といった異常高温や大雨、干ばつの増加など様々な気候の変化をもたらしています。

この原因となる温室効果ガスは、私たち人間活動によって増加しており、これらが地球の表面から宇宙へ放出されるはずの熱を大気に蓄積し、地球の表面に戻す性質を持っています。

化石燃料の使用や森林の伐採などによる減少により、大気中の温室効果ガスの濃度の急上昇へとつながっており、大気の温室効果が高まってしまったことにより、地球温暖化は進んだと推測されています。

この地球温暖化は気候に、そして私たちの生活だけでなく、自然や動物にも大きな影響を与えてしまっています。

  • 地球温暖化は、大気中に含まれる二酸化炭素などの温室効果ガスによって気温や海水温が上昇し、氷河や氷床が減少する現象
  • 気温の上昇だけでなく、熱波といった異常高温や大雨、干ばつの増加など様々な気候の変化をもたらす
  • 化石燃料の使用や森林の伐採などによる減少により、大気中の温室効果ガスの濃度の急上昇へとつながっている

(出典:気象庁 「地球温暖化問題とは」)
(出典:気象庁 「地球温暖化の原因」)

地球温暖化による動物たちへの影響

結論から言えば、地球温暖化による動物たちへの影響は深刻です。地球には人間を含め、非常に多くの生物が生息しています。 私たち人間の生活が原因で、原因に無関係であるはずの動物にも様々な影響を受けています。

動物への影響

この地球温暖化による影響は、ほぼすべての動物にあると言っても過言ではありません。 生態系を脅かされ、住む場所を追われてこれまでと同じように生息できないことで、絶滅、あるいは絶滅の危機に瀕している種もいます。
例えば、地球温暖化による気温の上昇で、北極などの寒冷地に生息している動物が減少したり、気温の上昇で資源の枯渇も進んでいます。また、動物の個体数の変化により生物多様性への影響もあると言われています。

これまでは数百万年かけて徐々に生物は絶滅し、その速度は1年で10~100種類程度とされています。 しかし現代は絶滅速度が急激に加速し、1年間に40,000種類との推計も出ています。
これは地球温暖化だけで起こっているわけではありませんが、地球温暖化がその原因の一つとして挙げられるのは確かです。 人間活動による野生動物の生息地の破壊は、絶滅を加速させる最大の原因です。
特に熱帯雨林での進行が如実であり、この地域の森林伐採と土地開発が多くの生物の絶滅を進めてしまいました。

さらに世界中の森林伐採と土地開発、二酸化炭素などの排出による地球温暖化とそれによる温度の上昇と海面の上昇は動物たちの生きる場所を奪っています。 特に現在大きな影響を受けている生物として、ホッキョクグマ、ウミガメ、サンゴなどが挙がります。

(出典:国立環境研究所 地球環境研究センター「温暖化と生物の絶滅」)

ホッキョクグマ

ホッキョクグマは北極の氷海上で主食であるアザラシを狩ります。しかし、地球温暖化で氷が溶け海氷面積が減ったことで十分な獲物が獲れず、衰弱してし、個体数が減っています。
また、今世紀半ばまでにホッキョクグマの生息に適した場所が、夏場において42%失われると予測されています。

(出典:全国地球温暖化防止活動推進センター「50年後にはホッキョクグマが3分の1に減る可能性」)

ウミガメ

日本にはアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ、ヒメウミガメ、オサガメが生息しています。
こうしたウミガメは、産卵のときに地球温暖化の影響を受けます。
ウミガメのオス・メスは、卵が産み落とされた砂浜の温度で決まり、砂の温度が高ければメス、低ければオスとなります。つまり、温暖化によって砂浜の温度が上がればメスが大幅に増加し、バランスが崩れてしまうため繁殖ができなくなる可能性が高くなるのです。
また、海面上昇により砂浜が消失し、産卵ができなくなることも絶滅につながります。

(出典:沖縄県「温暖化と生態系に与える影響」)

サンゴ

日本の沖縄近海でも見られるサンゴ礁は、地球温暖化による海面上昇や海水温の上昇に大きな影響を受けます。

これらに加え、赤土の流入や海水の富栄養価などが複合的に作用して、環境ストレスによってサンゴの白化現象が進み、これが長期化することでサンゴは死滅してしまいます。

各地でこのような現象が多発すれば、サンゴ礁は消滅してしまうと言う懸念もあります。

(出典:水産庁「3.サンゴ礁の危機」)

  • 地球温暖化の影響により絶滅速度が急激に加速し、1年間に40,000種類にのぼる
  • 人間活動による野生動物の生息地の破壊が絶滅を加速させる原因
  • 地球温暖化により雌雄のバランスが崩れたり、海面上昇や海水温の上昇につながる
地球温暖化は海面や海水温の上昇に直結するため、海で生きる動物にとって深刻な事態を招きます。以下の本では、流氷の異変とそこで生きるアザラシの赤ちゃんの様子を写真で伝えています。

地球温暖化から動物たちを守る取り組み

このような地球温暖化による動物絶滅の危機、そして生物多様性の減少は深刻な問題として取り上げられています。

このような状態から動物たちを守るための取り組みも行われています。大きく分ければ、野生動物の保護や温室効果ガスの削減が挙がりますが、それぞれの取り組みについても紹介します。

野生動物の保護

野生動物、特に絶滅危惧種などを中心とした保護が世界各地で行われています。 生息域の環境の変化や破壊により、生きていくこと、繁殖していくことができない野生動物を一時的に保護し、生息できる環境の確保や安定した繁殖による個体の増加を目指して進められています。

日本での具体的な取り組みとして、例えば、釧路湿原野生生物保護センターではシマフクロウ、タンチョウ等を対象とした保護活動を行っています。リハビリテーションでは、怪我などで傷ついたシマフクロウを治療、野生復帰させるためにフライングケージという施設を設置したり、リモートカメラ等で生態観察やモニタリングで生息・繁殖状況を観察し解明するための調査や普及啓発活動として自然観察会や勉強会を開催しています。

他にも、西表野生生物保護センターでは、主にイリオモテヤマネコを対象に、リハビリテーションやモニタリング普及活動を行っています。イリオモテヤマネコは約100頭しか生息していません。保護を図る上で不可欠な情報収集のために、大学等と協力して、自動撮影や臨床病理検査、交通事故防止のための説明会や街頭広報なども行っています。

(出典:環境省「野生生物の世界へ」)
(出典:環境省「なぜ、まもらなければいけないの?」)

温室効果ガスの削減

温室効果ガスの削減も世界を挙げて行われています。特に日本は温室効果ガス、その中でも二酸化炭素の排出量が世界で第5位と非常に多く、その削減が議論され、取り組みが行われています。

2050年までに1990年比で80%以上削減の目標を掲げ、国全体で進められているのが温室効果ガス削減への取り組みです。

例えば温室効果ガスである二酸化炭素を排出する発電施設の脱炭素化を行い、太陽光や水力などによる再生可能エネルギー、原子力、CSSの割合を増加させる取り組みが政府主導で行われています。

他にも、モーターや加熱装置の高効率機器や産業用ヒートポンプの普及、省エネ機器の利用や自然エネルギーの活用などによる低炭素な住まいやオフロスの実現、バイオマスや電気、水素を用いた次世代自動車の普及なども計画され、既に進められています。

(出典:外務省「世界いろいろ雑学ランキング」,2017)
(出典:環境省「2050年を見据えた温室効果ガスの大幅削減に向けて」,2015)

  • 野生動物、特に絶滅危惧種などを中心とした保護が世界各地で行われている
  • 国全体で温室効果ガス削減への取り組み進められ2050年までに1990年比で80%以上削減の目標
  • 太陽光や水力などによる再生可能エネルギー、原子力、CSSの割合を増加させる取り組みや電気、水素を用いた次世代自動車の普及なども既に進められている

環境保護団体のグリーンピースでは、温室効果ガス削減への取り組みをおこなっています。脱炭素化や自然エネルギー100%を目指し、自然保護活動を続けています。
>>グリーンピースについて詳しく見る

地球温暖化で多大な被害を受ける動物たちを救うために、私たちにできること

私たち人間の生活が原因で引き起こされている地球温暖化は、多くの動物たちに影響を与えており、絶滅の危機に瀕している動物もいます。

このような状態から動物たちを守るため、多くの人々や団体が温室効果ガスを削減する活動や動物保護活動などを行っています。

個人での取り組みも大切ですが、自然保護団体へ寄付することでより大きな環境保全効果へつなげられます。どのような団体が自然保護活動をしているか気になる人は、以下の記事をご一読ください。
>>大切な自然を守りたい!寄付できる自然保護活動団体を5つ紹介

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この記事を書いた人
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