アジア(貧困)

ネパールの貧困層のために行われている支援や私たちができることとは

南アジアに属するネパールでは、貧困率の高さが問題となっています。

ネパールの貧困は歴史的な背景や社会的な問題など様々な要因が複雑に絡まっており、改善や解決には時間が必要です。

また、ネパールでは貧困に苦しむ人々を救うための支援が行われています。現地ではどのような支援が行われているのか、そして私たちができることは何があるのか見ていきます。

5億人以上が貧困と言われるアジアの現状、原因、対策について解説

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ネパールが貧困に陥っている理由とは


ネパールは様々な問題を抱えており、100を超える多様な民族の共生や昔からあるカースト制度、母国語以外の多種多様な言語によるものが多いとされています。
それらの問題の影響を受けるのは先住民族や貧困世帯の子ども、障がいのある子ども、女の子など弱い立場にある人たちばかりです。

また、その問題とは子どもの栄養不足、教育不足、人身取引や児童婚、児童労働に巻き込まれる子どもたち、ジェンダーによる差別や性暴力などが挙げられます。

さらに職業下層カーストや世代を超えて負債を強いられ重労働させられる「カマイヤ」といったネパール固有の貧困層の存在により貧困率はかなり高くなってしまっています。

例えば児童婚や児童売買により子どもが教育を受けられず、国も就学の義務をかしていないため、識字率は男性が90%、女性が80%となっており、世界平均の男性92%、女性85%より低い状態にあります。

子どもたちが教育を受けられなければ、将来を担う若者が育たないことで産業が発展せず、経済成長も後退する可能性すらあるのです。
他にもインフラの整備レベルが低いことや経済をけん引する有望な産業が育たないなど貧困の原因となる要素がたくさんあります。

(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA公式サイト
(出典:外務省公式サイト
(出典:ユニセフ「世界子供白書2017」)

ネパールで貧困層の人々のために行われている支援とは


ネパールで貧困層の人々のために行われている支援は様々です。
国家レベルで行われているものもあれば民間レベルで現地に赴き直接行われているものもあります。

全ての人に行き届いているわけではありませんが支援団体は各地域を回り、できる限りの支援を行っているのです。

それは栄養支援や教育支援はもちろん、女性の人権に対する支援や災害支援などが実施されています。

女性の人権に対する支援

ネパールでは女性に対しての家庭内暴力、性暴力が深刻になっています。
司法も正常に機能しないことから、被害者である女性が差別にまで追い込まれることも少なくありません。

このような現状を改善するための支援として、行政が運営する被害者のシェルターの建設や運用サポート、被害を受けた女性へのカウンセリングや学業、生計向上活動、女性の人権擁護に関わる人々の能力強化などが行われています。

栄養支援

貧しい生活を送る家庭では満足な食事が得られず、不衛生な環境で生活を送る子どもも少なくありません。

その改善のための栄養支援として、薬や栄養補助食品の配布に加え、栄養の重要性を認識してもらうための活動、産前後のケアを受けてもらうための教育、栄養・衛生教育が実施されています。

教育支援

児童婚や児童労働、カースト差別、性差別、貧困の問題は、どれも教育不足が原因の一つと考えられます。

特にネパールは識字率の低さも問題となっており、これによって将来の収入などにも影響を与え、貧困状態から抜け出せない状態につながっています。

この問題に対して、識字能力向上に向けた教師の研修や質の高い安全な学習環境へのアクセス向上、就学に対する家族や地域のサポート強化などを行っています。

また、そもそも学校がない農村部や山間部の地域での就学サポートやスラム街の子どもや孤児の就学サポートなども実施されています。

災害支援

ネパールは2015年の大地震、2016年の豪雨による洪水や土砂崩れなど、度々自然災害が発生しています。
特にネパール大地震では首都の建物が次々と崩壊するなど、災害への備えが整っていないことが浮き彫りとなりました。

この状況に対して緊急の支援を行い、食糧支援や医療システムの再構築、保健員の育成など生き延びるための環境の整備が進められました。

ネパールの貧困層の人々のために私たちができること


ネパールの貧困層には様々な支援が行われていることが分かりました。

私たちも支援を行う団体の援助をすることで、間接的にネパールの人々を支援することができるのです。
以下で具体的な方法について紹介します。

お金を寄付

支援団体の活動資金や物資の調達は寄付から賄われます。そのため寄付がなければ支援活動も滞ってしまう可能性があります。

多くの場合は各団体のサイトに申込みフォームが設置されているため、そこから申込みを行います。
支払い方法はクレジットカードやコンビニ決済、銀行振り込みなどから選び、寄付したい金額を送金します。

金額は少額から選択可能であり、毎月定額を寄付する継続寄付と1回ずつ寄付を申し込む都度寄付の2種類から選ぶことができます。

使わなくなったモノを寄付

使わなくなった不用品を寄付物資として贈ることもできます。

例えばまだ着られるけどいらなくなった衣服や使いかけのノート、買ってあったけど使わなくなった鉛筆、食器や雑貨、ベビー用品、ぬいぐるみやおもちゃなど「まだ使えるけど捨ててしまう」ような不用品を宅配集荷にて送ることで現地へ支援物資として送ってもらうことができます。これもモノの寄付としておすすめです。

ボランティア

ボランティアに参加するというのも一つの支援活動です。

支援団体の事務作業の補助やイベントでの手伝いになど、ボランティアに参加することで、現地で活動するスタッフを手助けすることになり、より支援活動を行いやすくなるのです。

また、安全が確認された場所で海外ボランティアができる団体もあります。現地の人と直接接する方法でボランティアを行いたい方には良いでしょう。

私たちの少しの行動がネパールの人々を救う


ネパールでは貧困により女性や子どもなどの人権に関わる様々な問題が深刻な状態です。また職業や生まれによる差別なども横行しています。

私たちはこうした問題の解決のため、また貧困で苦しむ人を救うために支援活動を行う団体へ寄付やボランティアをすることで、アクションを起こすことができます。

まずはネパールの貧困の現状を知り、私たちができることから始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
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