アフリカ(飢餓)

アフリカでも特に飢餓が深刻な国とその原因は?

世界的にも大きな問題となっている飢餓。
飢餓人口の中でも多くの割合を占めるのがアフリカ諸国であり、貧困や飢餓・食糧問題に悩まされています。

具体的にどのような現状が広がっているのかを知るために、アフリカでも特に飢餓が深刻な国とその原因について解説します。

アフリカの飢餓が深刻な理由は?
飢餓率や原因、解決策、支援内容について解説

「飢餓から子どもたちを守る」
活動を無料で支援できます!

30秒で終わる簡単なアンケートに答えると、「飢餓から子どもたちを守る」活動している方々・団体に、本サイト運営会社のgooddo(株)から支援金として10円をお届けしています!

設問数はたったの4問で、個人情報の入力は不要。あなたに負担はかかりません。年間50万人が参加している無料支援に、あなたも参加しませんか?

\たったの30秒で完了!/

アフリカの飢餓が深刻化している

アフリカの飢餓はどんどん深刻さを増しています。
2018年時点では、世界の飢餓人口が8億2,000万人のうち、アフリカ全体だけで2億5,610万人を記録しています。

2011年以降、経済の低迷や停滞が原因で、飢餓人口が増加している国のおよそ半数がアフリカ諸国です。

アフリカで危険水域の16カ国全ての国に共通していることは、「紛争」が飢餓の要因となっています。

飢餓に苦しんでいる人の大多数が紛争の脅威にさらされている国に住んでいます。
住んでいる家や農地を追われることで、飢餓に苦しむ人が多いのです。
今後は紛争の防止と、滞りない支援体制が求められます。

  • 2018年時点の世界の飢餓人口が8億2000万人のうち、アフリカ全体だけで2億5,610万人を記録
  • 2011年以降、経済の低迷や停滞が原因で、飢餓が増加している国のおよそ半数がアフリカ諸国
  • 「紛争」が飢餓の要因

(出典:国連WFP 「世界の飢餓人口は3年連続で未だ減少せず、肥満は依然増加傾向-国連の報告」,2019)
(出典:国連WFP 「深刻化する紛争地域の飢餓」,2018)

アフリカの中で飢餓が深刻な国は?

アフリカの中でも国によって飢餓が深刻になっている背景は様々です。
それぞれの国に焦点を当てて、飢餓が深刻になっている背景について解説します。

南スーダン

2018年2月、南スーダンの人口の約3分の2に当たる700万人以上が、飢餓状態に陥りました。原因は長期に渡る紛争と、食料生産高の減少によって生計を維持できない状態が続いたことが原因です。

長引く乾燥期や洪水や蛾の幼虫などの害虫被害も、地域の生産力に打撃を与えました。
過去最悪と言えるほどに悪化した飢餓は、栄養不良になる割合が急増します。

そのため、支援がなければ2018年5月には、130万人以上の5歳未満児が急性栄養不足に陥ると発表されたのです。

このような問題に対して、NPO・NGOは治療食の提供をはじめ、家畜に対するワクチン支援、飢餓に苦しむ人々が食事に困らないように14万トンの食料支援などを行いました。

国民の約3分の2が命の危険にさらされることは、緊急事態です。
このような飢餓を防ぐためにも、継続的な支援が必要となります。

(出典:国連WFP 「南スーダン:人口の3分の2が飢餓の恐れ」,2018)

中央アフリカ共和国

中央アフリカ共和国では、4人に1人が難民か国内避難民という危険な状態が続いています。2018年時点でおよそ150万人の子どもたちが人道支援を必要としています。

社会情勢面においても、数千人の子どもたちが武装グループの中に捕らわれており、数千人が性的暴力を受けているとされています。この国は何十もの武装グループの対立が大きな飢餓の原因を生んでいます。

攻撃対象は互いの組織ではなく市民を標的にし、保健施設や教育施設、そこの従事する人々、モスクや教会なども攻撃するのです。

飢餓・食糧問題に加えて国を追われる難民が急増し、多くの子どもたちが支援を必要としている国にも継続的な支援が必要です。

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「中央アフリカ共和国深刻な栄養危機、避難民の増加ユニセフ最新報告書発表アフリカの“見捨てられた”危機の状況が明らかに」,2018)

ソマリア

2017年現在、ソマリアでは紛争による国内避難民が約150万人、周辺国へ避難している難民が90万人近くおり、この避難民の問題は20年以上続いています。

ソマリアでの主な課題は、不安定な情勢、政府機関のキャパシティ、人道支援の困難さ、限定的な雇用機会、基本的なサービスの不足、インフラの不整備です。

干ばつによる飢餓に苦しむ人が多く、死亡や病気に至る報告もあり、困難な生活を強いられており、ソマリア国内で人道支援を必要としている人は、2017年時点で約620万人います。

干ばつによる飢餓が原因で避難せざるを得ないリスクも高まっており、2016年11月以降に68万3,000人が国内で避難しています。

紛争や飢餓による国内避難民に加え、一部の難民がソマリアに帰還したことで、国内の難民は増加しています。帰還した避難民の子どもたちの約75%が急性栄養失調の症状が見られます。

干ばつや不安定な情勢から避難している人々への継続的な支援が必要です。

(出典:国連UNHCR協会「UNHCR、ソマリア支援への資金要請を上方修正」,2017)

ブルキナファソ

ブルキナファソでは2018年以降、人道支援の必要性が高まっています。
120万人ほどの子どもを含む220万人が紛争の影響を受けており、5歳未満の14万7,000人以上の子どもが急性栄養不良に苦しんでいるのです。

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「アフリカ栄養危機」,2019)

チャド

チャドでは230万人の子どもを含む410万人が人道支援を必要としています。
5歳未満の子どもの13.5%が栄養不良で、4%が重度の急性栄養不良です。

これらの状況の背景には、気候変動、貧困、不適切な食習慣、安全な水を利用できないことなどが挙げられます。支援として農業技術支援や、栄養価の高い食事や安全な水の提供が必要です。

出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「アフリカ栄養危機」,2019)

マリ

2017年に国内での人道危機が広がり、77万人が国内での避難を余儀なくされています
他にも、気候変動に弱い国であるため、洪水や干ばつの影響をダイレクトに受けてしまいます。

19万4,000人の子どもが急性栄養不良の危険に直面しており、65万人が食糧不安に直面しています。

多くの栄養を必要とする子どもたちに対して、栄養価の高い食事を与えることが大切です。

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「アフリカ栄養危機」,2019)

モーリタニア

2018年から深刻な干ばつの影響を受けており、3万2,000人の重度の栄養不良を含む子どもが早急な治療を必要としています
干ばつに左右されない農業技術と、栄養不良の子どもたちを回復させるために安定した食事の供給が必要です。

出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「アフリカ栄養危機」,2019)

アフリカで飢餓が深刻な国
南スーダン・中央アフリカ共和国・ソマリア・ブルキナファソ・マリ・モーリタニア

アフリカの飢餓・栄養危機には支援が必要な状態

アフリカの国々は、大規模な干ばつや紛争などによって、栄養危機に陥ります。
そのため、多くの国では緊急支援が必要になってしまうのです。

私たちが支援のために寄付するお金は、ビタミンが含まれた栄養素パウダー、重度の栄養不良からの回復に役立つ栄養治療食、重度の栄養不良の子どもたちのための治療用ミルクなどに使われます。

寄付をする方法は?

寄付をする方法は、支援しているNPO・NGOのサイトにアクセスし、継続寄付か1回の寄付かを選択します。選択後に支払い方法を決めて、支援を行います。

継続寄付

緊急時の食料支援は、長い間、定期的に行う必要があります
そのため、継続的な支援は必要な資金源と言えるでしょう。

大きな震災があった場合でも、事件があった直後は大きな支援金が集まります。
しかし、事件が起きてから長い時間が経つと同時に支援の額は少なくなっていきます。
基本的な食事や医療に使うワクチンを買うためには、継続的な支援が欠かせません。

継続寄付は毎月同額の寄付を続けていく方法となり、月々1,000円などの少額からでも始められます。
無理のない範囲で行ってみてはいかがでしょうか。

都度の寄付

継続的な支援を始める前に、まずは1回からの支援をしてみることも可能です。

こちらも1,000円などの少額から始めることができます。

まずは何か行動を起こしたい、と思う方は都度の寄付をしてみてはいかがでしょうか。

  • アフリカの国々は、大規模な干ばつや紛争などによって、栄養危機に陥るため、多くの国では緊急支援が必要
  • 寄付をすることで栄養不良の子どもたちの治療に役立つ
  • まずは何か行動を起こしたい、という人は都度の寄付を行ってみると良い

アフリカの飢餓で苦しむ人を、一人でも多く救おう!

今回は、アフリカでも特に飢餓が深刻な国とその原因について説明しました。
飢餓・食糧問題を根絶するまでには、長い時間と労力が必要です。

大切なことは、支援している国が支援を受けなくても自身の力で自給自足システムを構築することです。

そのための一歩として、飢餓で苦しむ人々を助けるために、小さな金額から支援してみましょう。

「飢餓から子どもたちを守る」
活動を無料で支援できます!

30秒で終わる簡単なアンケートに答えると、「飢餓から子どもたちを守る」活動している方々・団体に、本サイト運営会社のgooddo(株)から支援金として10円をお届けしています!

設問数はたったの4問で、個人情報の入力は不要。あなたに負担はかかりません。年間50万人が参加している無料支援に、あなたも参加しませんか?

\たったの30秒で完了!/

動画はこちら
この記事を書いた人
gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。 なお、掲載されている記事の内容に関する「指摘・問い合わせ」「誤字脱字・表示の誤りの指摘」につきましては、こちらの報告フォームよりご連絡ください。

- gooddoマガジン編集部 の最近の投稿