子ども(貧困)

世界中で続く子どもの貧困、私たちにできることは?

経済大国と言われる日本でも、9人に1人の子ども*が貧困に苦しんでいます。貧困は発展途上国に限らず、先進国でも問題となっているのです。
しかし、私たちが何気なく暮らしている中にも協力できることはたくさんあります。
貧困で苦しむ世界中の子どもたちを少しでも減らすために私たちにできることとは何か、一緒に考えてみましょう。

子どもの貧困問題とは?国内・海外で貧困に苦しむ子どもが増えている現状や支援方法とは

*出典:2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省

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世界で子どもの貧困率が高い国は?


世界の中でも貧困が深刻なアフリカやカンボジアは、長い間紛争や内戦が続いたため、生きていくための仕事や必要最低限の生活でさえも崩壊されてしまい、貧困による問題が続いています。
しかし、子どもの貧困が問題なのはそのような紛争や内戦に左右されてしまった国だけではありません。
現在、教育や衛生環境なども充実している先進国でも子どもの貧困が問題となっているのです。
経済協力開発機構(OECD)の調査によれば、先進国を含む34カ国を対象にした子どもの相対的貧困率のデータで日本がワースト10位という結果が出ています。
その背景には非正規雇用の拡大やひとり親世帯のワーキングプアなどの問題があります。つまり、先進国の中でも所得格差による貧困は増えており、世界中で子どもの貧困が深刻な問題となっているのです。

  • 教育や衛生環境なども充実している先進国でも子どもの貧困が問題となっている
  • 先進国を含む34カ国を対象にした子どもの相対的貧困率のデータで日本がワースト10位
  • 先進国の中でも所得格差による貧困は増えており、世界中で子どもの貧困が深刻な問題となっている

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「ユニセフ最新報告書『レポートカード14』SDGsで先進各国を順位づけ日本の子ども 格差の大きさ 41カ国中10番目」,2017)

各国の子どもの貧困化の原因は?


貧困には様々な背景があります。
ここでは、代表して9つの国の貧困の理由から今の現状、またその国で行われている子どもの貧困に対する支援活動について紹介します。

南アフリカ

南アフリカは長い間イギリスの植民地として支配されていました。
1961年にイギリス連邦から脱退しましたが、アパルトヘイトという人種隔離政策が及ぼした貧富の格差などは差別が撤廃された現在でも残っており、黒人が優遇される政策がとられましたが今度は黒人同士の中で深刻な貧富の差が広がってしまいました。
現在でも貧しい生活を強いられている子どもは教育も受けられず、食料も満足に手に入らない子どもも多くいるのが現状です。

支援活動の内容

南アフリカ共和国では、初等教育格差の縮小、識字率向上のための移動図書館などの取り組みが行われています。
また、貧困州のひとつで小・中学校の建設、トイレ棟の整備、教室備品の整備などの支援を行う団体もあります。
(出典:外務省「南アフリカ基礎データ」,2019)
(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA「南アフリカ共和国」)

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会 「アフリカに教育支援が必要な理由」)

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「南アフリカ」)

中国

中国では農村部の貧困が深刻な問題となっています。
そもそも中国の戸籍は農村戸籍と都市戸籍に分かれており、農村戸籍の者は都市に移住できないということが法律で定められています。
都市部は急速に経済発展したのに対し、農村への富の再分配を行わなかったことによって格差が広がり、農業では食べていけない農村の貧困化が広がってしまったのです。
農村では両親が都市に出稼ぎに出て子どもだけが家に残るという留守児童が増えており、子ども同士で食事を作ったり農業をしたりと大人の監護を受けず暮らしています。
これは両親不在の孤独感と精神的ストレスに陥る危険性も指摘されています。

支援活動の内容

農村部の青少年に対して就学に必要な資金援助や支援活動を行っていたり、農村地域への学校の建設や農村部が収入を得るためのプロジェクトなどに取り組んでいます。
(出典:外務省 「中国基礎データ」,2019)
(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA「中華人民共和国」)

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「ユニセフ年次報告2017」)

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「中国」)

インド

インドは貧富の差が激しく、根強く残るカースト制度で貧しい生活を余儀なくされていたり、家族1人でも多く働かないと食べていけないため、子どもを学校に行かせずに働かせるなどの教育水準の低さや政治・社会環境の腐敗、汚職などが蔓延し、貧困が続いています。
インドの法律では初等教育が義務教育になっているにも関わらず、貧困のため学校までの交通費がなかったり、家計を支えるために働かなければいけない子どもがたくさんいます。さらに、女性差別の風習も根強く女子児童の就学率も男子に比べて低くなっています。

支援活動の内容

井戸を作ってきれいな水が飲めるようにしたり、学校や診療所を作って子どもとその家族が健康でいられるような環境を整えています。
また、子どもの家族の収入が持続的に増えるような支援をし、自立を応援するプログラムを進めています。
(出典:外務省「インド基礎データ」,2019)
(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA「インド」)

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会 「ユニセフ年次報告2017」)

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会 「インド」)

フィリピン

フィリピンはかつて、スペインの植民地でした。
低賃金で農業を強いられて貧困状態が続き、その後アメリカの植民地となっても貧富の差は全く解消されていません。現在でもフィリピンの農地で働く者は十分な暮らしをすることができていないといいます。
フィリピンは高校までが義務教育となっていますが、自費の部分が払えず、貧しい家の子どもは学校に通う余裕がありません。換金できるものを探してゴミをあさったり、子守のアルバイトで日銭を稼いだりと、その日暮らしをしているのが現状です。

支援活動の内容

ストリートチルドレンや極貧家庭出身の子どもへの教育支援、学校の設立のほか、自立支援をして子どもとその周りにいる大人などすべての人々がしっかりと権利を守られた生活ができるように取り組んでいます。
(出典:外務省「フィリピン基礎データ」,2019)
(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA「フィリピン」)
(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA「JICA 教育協力のトレンドと実績」,2018)

(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA「フィリピン国技術教育モデル校支援プロジェクト」,2015)

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会 「フィリピン」)

イスラエル

イスラエルはパレスチナ問題やテロなどの常に厳しい経済状況にさらされ、さらに今なお増え続ける移民により貧困層の割合も多く、人々はその日のかてさえままならない状況の中で暮らしています

支援活動の内容

経済的に困難で教育を受けられない子どもたちへの支援、若者の国際平和交流、セミナーなどの普及啓発を行い、子どもたちが安全に成長できるよう活動しています。
(出典:外務省 「イスラエル基礎データ」,2019)
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会 「イスラエル」)

カンボジア

カンボジアはタイやベトナムから長年に渡り攻撃を受けてきたため、フランスの保護権を認めてフランス保護領となり、長い間フランスの植民地でした。フランスからの独立後も内戦が続き、多くの難民が出ました。
経済発展を遂げている現在でもいまだ多くの援助を必要としており、農村部では児童労働やストリートチルドレンなどの問題が残っています
多くの低所得者が運転資金のために借金をしたにもかかわらず、米の価格が世界中で暴落したため米農家の米を中間業者が買い上げなかったことにより貧困が広がりました。

支援活動の内容

自立支援施設を建設し、安定した衣食住の供給や教育・訓練機会、職業訓練や収入創出活動を実施したり、学校や井戸の建設、衣類支援や物資支援事業などを行っています。
(出典: 外務省「カンボジア基礎データ」,2019)
(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA「カンボジア」)

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会 「カンボジア」)

中央アフリカ

中央アフリカは武装グループの紛争が激化し、多くの難民を出すなど、社会不安が蔓延しています。
世界で特に子どもにとって厳しい国だといわれているほど危機的な状況にあり、重度の栄養障害、低栄養の子どもは数多くいるといわれています。

支援活動の内容

緊急食料支援や学校への給食の提供、保険・栄養の改善、安全な水の確保、教育の質の改善など、極めて大きな困難を抱える人々の支援を継続的に行っています。
(出典:外務省 「中央アフリカ基礎データ」,2019)
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会 「中央アフリカ」)

(出典:国境なき医師団 「中央アフリカ共和国緊急事態」)

アフガニスタン

アフガニスタンはソ連軍の侵略を受け、現在でも混乱状態の中にあります。大量の難民や自然災害など困難な状況に追い込まれ、食糧不足が続いています

支援活動の内容

世界寺子屋運動として無償の学びの場を提供したり、識字教育、食料や医療の支援、学校の建設や教員研修などを実施しています。
(出典:外務省 「アフガニスタン基礎データ」,2019)
(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA「アフガニスタン」)

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会 「アフガニスタン」)

南スーダン

南スーダンは2011年にスーダン共和国から独立したばかりの新しい国です。
長い間植民地政策がとられており内戦が続き、独立した現在でも紛争が絶えません。多くの子どもたちが衛生状態も悪く食糧も足りない生活を強いられています。

支援活動の内容

心に傷を抱えた子どものケアを行うスタッフや教員の養成・研修、学校運営や授業の実施、子どもの安全な学び場・遊び場、保護者や住民への教育の重要性についての啓発活動などを進めています。
また、支援が届きにくい地域へのチーム派遣や重度の栄養不良の子どもへの治療、支援が受けられない地域への移動式の緊急支援チームの派遣などの活動があります。
(出典:外務省「南スーダン基礎データ」,2019)
(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA「南スーダン」)

(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会 「南スーダン」)

各国の問題は以下の通り

  • 南アフリカ:教育を受けられず食料も満足に得られない子どもも多い
  • 中国:農村部の貧困が深刻な問題
  • インド:貧富の差が激しく、女性差別の風習も根強い
  • フィリピン:農地で働く者は十分な暮らしをすることができていない
  • イスラエル:その日の糧さえままならない状況
  • カンボジア:農村部では児童労働やストリートチルドレンなどの問題がある
  • 中央アフリカ:世界で特に子どもにとって厳しい国と言われている
  • アフガニスタン:食糧不足が続いている
  • 南スーダン:多くの子どもたちが衛生状態も悪く食糧も足りない生活

貧困に苦しむ世界の子どものために私たちができることとは


世界中には食べ物も満足に食べられず過酷な生活を送っている子どもたちがたくさんいます。途上国だけでなく経済大国と言われる日本でも、多くの子どもが貧困に苦しんでいるのが現状です。

貧困に苦しむ子どもたちのために、食糧支援をしたり教育環境を整えたりと様々な活動は進んでいますが、世界中の子どもたちを貧困から救うには、まだまだ活動資金や人材が足りていません。

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この記事を書いた人
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