提供:国連広報センター
アメリカのサウスカロライナ州にあるダファスキー島。

その昔アフリカから、多くの人々が奴隷としてこの島に連れてこられました。

その後、奴隷制をめぐりアメリカ国内で南北戦争が起こり、奴隷となった人々も戦争に参加しました。

戦争後に自由の身となった人々は、そのままダファスキー島に100人ほどが定住し、子孫を育み文化を伝えてきました。

しかし現在その子孫たちは別の問題に晒されています。

土地開発の影響から固定資産税が急騰したり、土地の名義を勝手に変えられる持っていいた土地を奪われたりといった問題が起きています。

国連では、2015年から2024年を、「アフリカ系の人々のための国際の10年」として、祖先が遺した大切な土地や文化を引き継げるように活動を行うと宣言しました。