提供:特定非営利活動法人国境なき医師団日本
世界で1億5千万人が感染しているとされる、C型肝炎。

症状としては、全身のだるさや食欲低下などがあり、肝硬変が起こると、むくみ、黄疸などの症状がでることがあります。

日本では、30歳以上の100人に1〜3人がC型肝炎ウイルスに感染していると言われています。

C型肝炎には、抗ウイルス薬(感染後に使用しウィルスの増殖を抑え、ウィルス自体を倒す薬)のソホスブビルという薬が世界で使われています。

従来の薬では治癒率が50%だったのに対して、ソホスブビルであれば95%にも上ります。

唯一の欠点は価格が高いという点です。米国ではこの薬を用いた治療費は、一人当たり1030万円にもなります。

背景には、ソホスブビルを作成している、ギリアド社と後発薬メーカーとの取り決めによる割引価格が、アメリカをはじめとする患者数が多い国に適応されていないという点があります。

国境なき医師団さんでは、ソホスブビルの価格の適正化を訴えるために動画を作成しました。

全ての患者がソホスブビルを利用できればC型肝炎がなくなるかもしれません。