提供: 日本ユニセフ協会
シリア難民のマラクちゃん(7歳)。紛争から逃れるためにボートを使いギリシャに渡りました、

笑顔を絶やさない彼女ですが、語ってくれた道中のお話は過酷そのものです。

まず、シリアからギリシャまで陸路でも、2000キロ以上の距離があります。

ボートの上では、マラクちゃんは薄着の状態で水しぶきをかぶり、寒さを耐えていたといいます。

「ボートが出発したら水しぶきがすごくて、私もお母さんもボートと一緒に沈んでしまうかと思いました。」

「少しでも動くと、水しぶきがかかりました。とても寒かったです。」

「朝になったらお母さんが水に浸かって寝ていたので、急いでお母さんを起こしました。」

2015年9月時点で、シリアやアフガニスタンなどの5カ国では、少なくとも450万人の子どもたちが紛争や情勢不安によって住居を追われています。

ユニセフ(国際連合児童基金)さんでは、難民となった子どもたちが、どの場所でも適切な保護が受けられるように、海上や陸地での捜索や救助活動などを実施しています。

ぜひ、あなたの力を貸してください。