提供:特定非営利活動法人国境なき医師団日本
イランで人権活動にかかわって逮捕・拷問され、国外へと逃れたバセムさん。

おじの住むイギリスを目指して、トルコ、ギリシャ、ドイツ、フランスと4ヵ国を渡り歩いてきましたが、その道はとても過酷なものでした。

ギリシャでは1ヵ月も足留めに遭いました。その時、目にしたのは恐怖から逃げてきた難民たちが、電流に触れる光景でした。

フランスでは、難民キャンプで寝泊まりしていた際に、警察から度々テントをナイフで切り裂かれ、キャンプを追い出されそうになったといいます。

そんな一方で多くのボランティアの援助活動も目にしたといいます。

「誰かが気にかけてくれることで非常に心強かった。難民にはそんな思いやりが衣食よりも重要です。」

2014年の時点で、紛争や迫害を逃れ、家を追われた人の数は約6000万人もいます。

国境なき医師団さんでは、各国で難民たちに対して仮設診療所を設置したり、医療活動を届けています。

ぜひ、あなたの力を貸してください。