提供:特定非営利活動法人国境なき医師団日本
シエラレオネでは2014年にエボラ出血熱が発生しました。

国境なき医師団さんでは、その年の6月にエボラ治療センターを開設しました。

アダマさんはその施設で、一番最初の入院患者でしたが、治療が完了し、遂に退院することが決まりました。

しかし、彼女は入院した時点で妊娠していることが分かり、その後間もなくお腹の子を亡くしました。

退院しましたが、実家はエボラの感染拡大を防ぐため検査対象となり帰ることができず、親類の家に借り暮らしをすることになります。

国境なき医師団さんでは、エボラの治療だけではなく、患者の心理ケアまでを行い、2015年11月にエボラの終息宣言がされるまで支援を続けました。