スーパーなどで見かける、”障がい者用駐車場”。

これは、例えば車いす利用を利用している方の場合、より広いスペースや店舗入り口などにより近い場所に車を停める必要がある障がい者用に設置されている駐車場です。

空いているからといって、健常者が利用してしまうと、本当に必要としている方の権利を侵害していることになります。

しかし、平気で車を停めている健常者を見ることはないでしょうか?

ジョージア(グルジア)の首都トビリシで行われた、障がい者用駐車場の不適切利用防止を啓発したアクション。

なんと、障がい者の権利を侵している健常者に、それがどれほど不便で迷惑なのかを伝えるために、逆の立場になってもらう驚きの施策が行われたのです。

その手法とは、なんと一般の駐車スペースに車いすをたくさん並べたのです。


車を留めようにも車いすが停まっていているため駐車ができず、ドライバーは困ったような怒ったような表情に。


この施策は開始してからすぐに、道行く人がスマートフォンで撮影し、SNSに投稿したり、メディアがかけつけたりしたためあっという間に広まりました。


開始後数時間で、国を越えて報道され、大成功したそうです。


ついには、ジョージアの政府高官がこの取り組みを受けて“障がい者の権利を守っていく”との声明を発表するまでに至りました。

日本も含め、多くの国でも、配慮できる人が増えたら良いですね。