提供: La Vie Claire


育児ノイローゼを経験した女性は、何と半数にものぼるという調査結果があることをご存じでしょうか。

育児ノイローゼにならないためには、夫の協力があるということが1番効果的であると言われていますが、ほかにも「周りに悩みを打ち明ける」ことや「上手に気晴らしをすること」などが有効と言われています。

しかしいざ、ママ友とランチに行こう!外出しよう!と思っても、実は、それ自体がストレスになるほど、子育て中のママたちに対して世間は厳しいのです・・・

怒られた上に追い出されてしまう?!「子連れ歓迎!」の罠

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品川区で飲食店を経営する山下さんは、3歳の男の子を持つママ。

ある日、免許の更新のタイミングが来たため、「子連れで講習を受講できる防音室完備!子連れ歓迎」と新聞やパンフレットでうたっている免許センターへ、お子さんと一緒に更新へ出かけたそうです。

しかしパンフレットに記載してあった防音室には案内してもらえませんでした。

そして受講中、子どもは泣いているわけでもないのに、「子連れで来るな!場所をわきまえろ!」と、大勢の人の前で他の受講者に怒鳴られ、最後にはなんと受講室から追い出されたというのです・・・

『必ず入室できる個室ではない』

あるいは

『ある程度の大きくなった子どもは個室に案内してもらえない』

このような実態は、パンフレットや新聞の記事には記載されていませんでした。

でも、子育てを経験された方が分かるかもしれませんが、ママにとってはこれが日常的に起きているのです。


特に大変なのが、子連れでの「外食」

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「子連れ可」の表記を見て出かけたものの、お店の入り口は細い階段のみ。駅の最寄り出口にはエレベーターがなく、ベビーカーでは遠回りになり待ち合わせに遅刻・・・

「いらっしゃいませ」よりも前に店員さんに「小皿とか出せないですけど?」と明らかに迷惑そうな態度を取られ、子どもがちょっと泣いただけで怒られる・・・


かつてのように子どもの周囲みんなで子育てをすることがなくなっていることもあり、子どもに対する周りの目は非常に厳しくなっています。子どもは泣くのが仕事、大人は見守りましょうという考えが薄れていることが感じられます。

また現在、レストランからファーストフードまで、様々なお店で「個室化・個スペース化」が進んでいるため、無意識のうちにお店の中は“自分たちのスペース”が決められることが増えてきました。

そんな中、子どもが大声で泣いてしまうことやグズって大きな声を出してしまうこと、気になるものがあれば歩き回ってしまうことは、その“自分たちのスペース”を越えることとなり、迷惑がられてしまうのです。

子育てをして夫の協力が得られず家でストレスを感じ、外に出ても落ち着ける場所を見つけるのにとても苦労する。これでは育児の大変さから解放されることは容易ではありません。

本当に「子連れで安心して行ける場所」を探せるように

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先ほどご紹介した、セミナーで追い出された経験をされた山下さんは、現在「子連れが本当に必要としている情報」がまとまっている検索サイトを制作していらっしゃいます。

まずは、特にママからのニーズが高い「外食」に特化した形で2015年6月からスタートされるそうです。

育児をしているママやパパが、気軽に息抜きできる場所を見つけられることで、リフレッシュできる機会が増えれば、育児ノイローゼで辛くなってしまうママも減るのではないでしょうか。