海に浮かぶペットボトルなどのプラスチックのごみ。
漂流するこのゴミを海の生き物が誤飲したりと環境保護、動物保護の観点でも問題になっています。
このゴミを大量に除去できる装置を、なんと当時19歳の少年だったSlatさんが考案したのです。
さらに世界で初めて設置されるのが日本の対馬沖になったのです。
全長100km高さ3mの柵で、10年間で海のゴミ7万トンを回収することができるこの装置。
考案したSlatさんはこう話しています。
「海のゴミ問題の予防の上での問題のひとつは、海にあるゴミはとても広いエリアに散らばっているからゴミが沢山捨てられていることをイメージしにくいんだ。
このOcean Cleanup Arrayを使ってゴミを集めてみせることで、いったいどれだけのゴミが捨てられているのかを可視化できるようになる。
それによってリサイクルへの意識を高めたりプラスチック製品の消費を減らしたりするモチベーションにつなげていく必要がある。」
現在は試験運用中ですが、成功すれば、今後10年程で世界のビーチに流れ着くプラスチックゴミは劇的に減ることになるかもしれません。