ブラジルでは、保護された犬のためのアニマルシェルターが何千もあります。
しかし、ほとんどの犬がシェルターにいっぱいの状態にも関わらず、犬を飼う際にはペットショップで買うことが多いそうです。
そこで、お客さんに内緒で、こんな取り組みがされました。
保護された犬たちを、売られる犬の代わりに1日ペットショップに招き、
無料で里親を探すことをしたのです。
すると・・・
なんと、多くの犬猫に新しい家族ができました。
実は海外では、動物の命が守られているのが当たり前。
このように里親を探す取り組みは、実は珍しいことではありません。
ドイツでは、犬・猫の殺処分は「0」です。
ドイツには保健所のような殺処分施設は存在していないため、殺処分という制度自体がありません。
もし何らかの理由で飼えなくなった場合でも、アニマルシェルターで保護され、その中の約90%が新しい飼い主にもらわれていきます。
イギリスでも、殺処分数は7,000頭未満。
毎年10万頭が保護されていますが、ほとんどの犬は新しい飼い主が見つかります。
そう、海外では、保護された動物を殺すのではなく、新しい飼い主の元で暮らす仕組みがあるのです。
一度捨てられたら、新しい家族に会えない国・日本
一方日本では、約28,000頭もの犬が、殺されていることをご存じでしょうか。
捨てられた犬たちは、各都道府県の動物愛護センターや保健所につれていかれ、その約9割もの犬が殺処分となります。
殺処分は通常、炭酸ガスによって窒息死させる方法で行われ、かけがえのない命が、人間の身勝手により奪われています。
ペットショップに行く前に、保護された犬の里親になるという選択肢も思い出して。
日本で殺処分を減らすためには、保護された犬と新しい飼い主が出会うこと、つまり犬の里親が増えることが1つの解決策となります。
さまざまな事情で飼えなくなったペットや、劣悪な環境のブリーダーから保護されたペットなどを救出して保護し、新たな飼い主を探す活動をする団体が数多くあります。
罪のない犬たちを殺さずに救う日本にするには、私たち1人ひとりがこのことを忘れず、伝えていくことなのではないでしょうか。
日本でも、例えば、「
NPO法人犬と猫のためのライフボート」など犬や猫を保護して譲渡する活動をしています。
ぜひ殺処分をなくすために、
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