夢は憧れの父の後を継いで、ホヤ漁師になること

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日本人が忘れられない日、3月11日。

死者15,896人、行方不明者は2,536人。
東日本大震災から丸7年が経ちます。

しかし被災した町では、長引く「仮設住宅での生活」や震災に起因した「経済的な苦境」など、いまだ様々な課題を抱えています。

経済的に厳しい家庭が増えることで、そのしわ寄せは子どもの教育環境へ。
経済的な理由で、進学をあきらめる生徒も出てきてしまっているのです。

その他にも、狭い仮設住宅では集中して勉強できないなど、子どもたちは今も様々な困難に直面しています。

そんな中、ある学びの場との出会いをきっかけに、震災の悲しみを乗り越え、「町の復興のために貢献したい」という夢を思い描いた少年がいます。

家は流され、漁師の仕事ができない父親


写真 2011年3月11日。
宮城県女川町に住む仁くんの家はあの日の大津波で流され、ホヤ漁師だったお父さんは仕事ができなくなってしまいました。

幸い家族は全員無事だったものの、船や養殖資材を全て失いました。
その後、地域の人達の努力の末、ホヤの養殖も再開され、何とか養殖業の仕事を再開することができました。

これで一家の生活も一安心と思っていた矢先…。

震災の影響で、日本の水産物の海外輸出量が減り始めてしまったのです。
もちろん、ホヤも例外ではありませんでした。その結果、ホヤは生産しても廃棄が出てしまうような状況に。

厳しい現実に、家族全員が落胆しました。

水産高校へ行って、お父さんを助けたい!
でも勉強できる場所がない…。


小さい頃から憧れていたお父さんと、お父さんの仕事であるホヤの養殖業。
仁くんの夢は、お父さんの後を継いでホヤ漁師になることでした。

そのために、水産高校へ進学して漁師になるための勉強をしたいと思っていました。
しかし震災後、狭い仮設住宅で生活するようになり、集中して受験勉強をできる環境がなくなってしまいました。

そんな仁くんが出会ったのが、「コラボ・スクール」。



そこは、被災地の子どもたちが、放課後を安心して過ごせる居場所のようなもの。
隣の家の音も聞こえる上に、自分の部屋もない仮設住宅で苦労していた仁くんは、安心して勉強をすることができるようになりました。

努力の結果、目指していた水産高校に合格、現在は漁師になるため勉強に励んでいます。

高校生になった仁くんは、さらに新しい挑戦を始めました。

仁くんの目標は、日本一のホヤ漁師になること。
その背景には、こんな想いがあります。

「美味しいホヤを作って、女川に来る人に笑顔になってほしい!」
「国内のホヤ需要を伸ばして、震災で打撃を受けた家族や地元を支えたい!」

写真 そのために仁くんは、ホヤを使った商品の開発やイベントに出店するなど、ホヤの魅力を全国に伝える活動を、自主的に行なっているのです。

震災により一時は「漁師になる」という夢を諦めかけた仁くん。

しかし、様々な困難を乗り越え志望校に合格するだけでなく、卒業後は海外巻網船に乗り漁師としての知識を広げようと、今や地元を想い復興を担う若者へと変わりつつあります。

被災地で懸念される、「子どもたちの学習環境」


震災から7年経った今、目に見える復興は着実に進んでいます。
しかし被災者は震災をきっかけに、失業、転職を余儀なくされることも多く、経済的に厳しい家庭が増加しています。

その結果、経済的な理由で、進学をあきらめる生徒も出てきてしまっています。



また7年経つ今でも仮設住宅で暮らす子どもたちは、狭い家の中で勉強に集中できずにいます。
仁くんが通った、『コラボ・スクール』が始まる前は、仮設住宅の外で勉強している子どもの姿もあったそう。



コラボ・スクールを運営する、「カタリバ」とは?


「″震災があったから、夢を諦めた”という悔しさを、子どもたちに味合わせたくない」

この想いのもと、コラボ・スクールは認定NPO法人カタリバにより運営されています。

カタリバは、生まれ育った環境に関わらず、子どもたちが今後の社会で生き抜く力を身に付けていくことを目指し、 被災地支援のコラボ・スクールだけではなく、 これまで全国約22万人の生徒に、様々なプログラムを届けている教育系のNPO団体です。

被災した子どものための「放課後の学校」


このコンセプトで生まれた『コラボ・スクール』は、満足な学習環境が確保できない子どもたちが集まる勉強スペースとなっています。

「勉強が遅れているのが不安」

「ちゃぶ台が勉強机。食事のたびに片付けないといけない。」

「テレビを見ている家族の横で受験勉強するのは正直集中できない。 でも”消して”とは言えない。」

そのような子どもたちのために、安心して学べる場を提供しています。


また担う役割は、学習支援だけではありません。

復興工事のため屋外は重機が行き交い、子どもたちはバスで登下校しています。
そのため、放課後に友達と自由に集える手段や場所も失われました。

変化する環境の中で、コラボ・スクールは友達と安心して過ごせる居場所にもなっているのです。
またスタッフとの対話を通して、震災で傷ついた心のケアも行なっています。

現在、『コラボ・スクール』は宮城県女川町、岩手県大槌町、熊本県益城町、福島県広野町の4か所で運営されています。



学ぶ場の不足や子どもたちの心のケアという被災地での課題は、まだ解決できていないため、 コラボ・スクールは最短でも2021年3月度まで運営していくことを目指しています。

震災のあった2011年に、小学校に入学した子どもたちが、高校に入学するまで見守っていくためです。

コラボ・スクールの運営にかかる費用は、1校あたり年間約8,000万円。

継続して子どもたちを支えるためには、人件費や教材・備品費、交通費、水道光熱費等がどうしても必要となってきます。

1日33円からできる、カタリバのサポーターとは?


カタリバは、支援してくださる多くのサポーターの人々の力で成り立っている団体です。
カタリバを利用している子ども達は、困難な状況でも夢を諦めずに進むことを選んでいます。

そんな子どもたちに、私たちにもできることがあります。

カタリバでは、被災や貧困によって将来を諦めている、勉強の機会を逃している子どもたちへの支援を募集しています。
少しの力がたくさん集まれば、子どもたちが授業を受けられたり、勉強に必要な辞書や教科書などを購入することができるのです。

金額は毎月1,000円から。1日に換算すると、その金額は33円。
私たちの小さな心遣いで、子どもたちに勉強の場を提供することができます。

具体的には、このような形で子どもたちへの支援に変わります。

私たちが継続的に支援をしていくことで、子どもたちが安心して勉強でき、自分の希望の進路、職業に就く社会を作っていけるのです。

とはいえ正直、「寄付しても、何に使われているかの実感が持てない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「サポーター会員」になると、まず、「子ども達の作文」や、活動の詳細・寄付がどのように使われているのかが記載された年次報告書等の入会キットが、 さらに、定期的に、現地の人々やプロジェクトの様子がわかる情報が送られてきます。



また、カタリバは東京都から認定された「認定NPO法人」です。 「認定NPO法人」への寄付は、税額控除の対象となり、約40%が所得税額より控除されます。


※またお住まいの地域によっては、さらに住民税に対する控除対象となる場合もあります。

参加者の声をご紹介


震災や貧困のせいで、夢を諦めてほしくない、学びたいと思っている子どもには思いっきり勉強してほしい。
そんな思いで活動しているカタリバを、既に1万人を超える支援者の方々が応援しています。

写真 コラボ・スクールを知る前までは、別の団体に寄付をしていました。 震災関連で使われることは分かっていますが、具体的にどこの誰に何の為に使われるのかが今一分からず悶々としていたところに、コラボ・スクールの活動を知りました。 子どもは国の宝だと思っています。 その貴重な命が震災によって沢山奪われ、更に勉強どころではない状況になっていることが気になっていました。 子ども達に勉強する場を作り、生活に苦しんでいる先生にも雇用の機会を作っている所に共感しました。長い間支援を続けられるよう、これからもコラボ・スクールを応援していきたいと考えています。
浜田雅裕様(50代・男性)

写真 私が、『カタリバ』を知ったのはコラボ・スクールをテレビ番組で特集していたことでした。 被災地の大人が、今日を生きるために大変な思いをしているのを子ども達は必要以上に我慢している姿を改めて知りました。 そんな子ども達の状況に心が痛み、『カタリバ』が行っている活動に共感しました。子ども達は感情を素直に出すことが大切です。特に思春期の子どもたちは多感であり、笑い・怒り・泣き・喜ぶという感情が彼らの成長には欠かせません。 コラボ・スクールは勉強をする場を提供していますが、私はそれ以上に子ども同士が感情を出せる場になっていると思います。 そんな子ども達をサポートしているコラボ・スクールと、子ども達の未来を私は見守っていきたいと思います。
小西晶子様(50代・女性)

写真 友人の紹介でカタリバを知りました。理念に共感しながらも、ボランティアとして現場に行くことはなかなかできないので、「寄付」という形で携わっています。
カタリバの活動がきっかけとなって、成長できたり、キャリアを見つめなおせた、そう言った子供達が増えればと思っています。
昨今、社会課題が多様化してきていますが、カタリバの様々なアプローチがその解決に繋がるのではないかと期待しています。
西村 真一 様(30代・男性)
※年代は、お話をお伺いした当時のものです。


子どもたちが明るい未来を目指せるために、
私たちにできることとは?


東北大震災から7年が経とうとしている今、被災地の課題は普段の生活からは見えにくくなっているかもしれません。

しかし現在も、多くの子どもたちが被災地で生活しています。
そして、興味があることやなりたい職業があっても、諦めなければいけない状況に置かれている子どももいるのです。

同じ日本で生活しているにもかかわらず、想像もできない現実が、私たちの身近にあるのです。
生まれた場所によって、負の連鎖に巻き込まれてしまう…。
こんな悲しい現実から子ども達を救いたい、そんな思いで 私は定期的な支援をすることに決めました。

1日33円の寄付で、子ども達の人生が大きく変わっていきます!
支援を始めることに、最初は不安や心配もあるかと思いますが、解約や退会はいつでもできるので、その点でも安心かと思います。

未来を支える大きな可能性と夢を秘めた子ども達のサポートを、あなたも始めてみませんか?

>>月1,000円からの支援をする<<
情報提供:認定NPO法人カタリバ


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