ただ生まれた国が違うだけで、変わってしまう運命。
だまされて、少女が連れて行かれた場所とは?

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「私には本当は夢があって…、学校へ行って勉強というものをしてみたかったなあ」
だまされて売春宿に売られた少女が、20歳で亡くなる前に漏らした言葉です。

未成年の少女たちが、だまされて売春宿に売られる。。。
日本では考えられないことですが、世界では毎年180万人もの少女が、人身売買の被害者になっているとも言われています。

幸せに暮らしていたアリーシャに訪れた悲劇とは?


インドの小さな村で、貧しいながらも家族と幸せに暮らしていた、アリーシャ。
当時16歳でした。
彼女はある日親友から、
「私、両親に内緒で彼と結婚するの。結婚式の証人になってほしい。」
という告白を受け、証人になることを何の迷いもなく受け入れました。

「手続きがあるからコルカタに向かおう」

親友の彼の言う通りに電車に乗り込むと、彼に渡された睡眠薬入りの飲み物で眠らされ、気づいたときには、 全く知らない村の売春宿に売られていたのです。

売春宿での地獄のような2年間…。
アリーシャを救ったのは?


そこから2年間、アリーシャは地獄のような日々を過ごしました。

親友はどこか別のところに連れていかれ、その後、二度と会うことはありませんでした。

「ここで経験した苦しみは、これからも一生、私に付きまとい、決して消すことはできません…」



そんな絶望の中から、アリーシャを救い出してくれたのは、彼女の父親でした。
お父さんは、アリーシャの居場所がわかると、家財を売りお金をかき集め、ソーシャルワーカーの力を借り、 なんとかアリーシャがいる売春宿まで辿りつきました。

迎えに来てくれた父と会う前、アリーシャの頭の中には、数えきれないほどの質問が、ずっと繰り返されていました。

「一体どこにいたんだ?」
「どうやってそんなところまで行ったんだ?」
「なんで家を出たんだ?」

もしこんな質問されたら、どうしたらいいんだろう。

しかしお父さんは、2年ぶりに再会したとき、どれ一つとして尋ねませんでした。

「元気だったか?」
「何か今すぐしてやれることはあるか?」


深くは何も聞かず、ただそれだけをアリーシャに尋ね、抱きしめたそうです。

助けられたアリーシャを待っていた過酷な運命


助け出された後、アリーシャを売った加害者に対する捜査が始まりました。
しかし裁判所で証言を求められたとき、売春宿で受けたトラウマから、精神的に追い込まれていたアリーシャは、 正確な証言ができず、捜査が打ち切られてしまいました。

再捜査命令を求めて裁判を起こしましたが、
「残念ながら勝ち目はないだろう」
そう言われてしまいました。


諦めかけたその時、お父さんは静かに涙を流しながら、
「まだ闘い続けたい」と話していました。

「アリーシャはずいぶん長いこと笑っていない。私はこの闘いに勝てたとき、
きっと娘の瞳はもう一度輝く、そう信じてるんです。だから、その日までずっと闘い続けます。」


その言葉が私に強さや勇気をくれ、裁判を続けられたのです。

そして、2年間の訴えがようやく通じ、全面的に捜査をやり直すよう、要請が下りました。
まだ犯人は捕まったわけではありません。
でもアリーシャが諦めないのは、お父さんがそばにいてくれるから。

もう一度日の当たるところに自分の居場所を取り戻すため、アリーシャは今も闘い続けています。

生まれた国が違うだけで、変わってしまう女性の運命


ただ、生まれた国が違うだけ。
それなのに、どうして与えられた運命はこんなにも違ってしまうのだろう?


そんな疑問を持ち行動を起こしたのが、アリーシャを支援していた、認定NPO法人かものはしプロジェクトの代表、村田早耶香さん。

2001年、村田さんが大学2年生のとき、国際問題の授業で配られた新聞記事で、ある少女の悲しい実話に出会いました。

それは、未成年の少女がだまされて売春宿に売られる話でした。
少女の名前はミーチャ。東南アジアの貧しい農村で暮らしていました。
母親は病気で亡くなっており、父親は仕事がありませんでした。

彼女にはたくさんの弟、妹がいましたが学校には行けず、皆お腹をすかせている状況だったそうです。

「私が働きにでれば、家族が助かる」
親孝行な彼女は、働きに出ました。

しかし、その先で彼女はだまされ、売春宿に売られてしまったのです。
彼女が12歳のときでした。
毎日殴られながら、強制的に働かせられる日々…。
自尊心を傷つけられた挙句、彼女は「エイズ」を発症してしまいます。

「私には本当は夢があって…
学校へ行って、勉強というものをしてみたかったなあ‥‥
もし勉強をすることができたら、私みたいな子どもを売る人を捕まえる警察官になれるから…」

彼女はこう話したあと、20歳という若さで亡くなりました。
※出展:大久保真紀著 買われる子どもたちー無垢の叫び


カンボジアの貧しい農村地帯の家庭。未だ多くの子どもたちが貧しさに苦しんでいる。

ミーチャが売られた金額


今から20年近く前の2001年、ごく一般的な大学生だった村田さん。

ファッションに興味があり、サークル活動を楽しむ毎日。
年間およそ100万円を親が出してくれて、自分は大学へ行っている一方、 生まれた国が違うだけで、親孝行な彼女は勉強をすることを夢見ながら亡くなっているという、 そんな現実を知ったのです。

「当時の私と1歳しか違わない人がこんな風に売られてしまう。
これほど親孝行な子がこんな風に深く傷つけられて亡くなってしまったのです。」

当時、彼女が売られた金額は日本円で、たった1万円だったそう。

「私がそのとき着ていたワンピースは、
ちょうど1万円で買ったばかりのものだったんです。
このワンピース1枚と彼女の命が同じ値段だったということ。
そんな、本当に不条理な現状があることを知りました。」


「こんなひどいことは、絶対になくさなくてはいけない…」
「子どもが未来を奪われて苦しんでいる社会を、なんとか変えたい」


絶対にこの問題を解決する。
その強い想いを持って、村田さんはその後、2002年にかものはしプロジェクトを立ち上げたのです。

年間180万人もの子どもたちが、世界中のどこかでだまされて売られている現実




実はこの10分間にも、30~40人の子どもがだまされて売られているのです。
現在特にひどい状況なのが、日本人にも馴染み深いインド。
人身売買規模は世界最大と言われており、子どもが売られてしまう値段は1人たった2万円といわれています。

特に東部の西ベンガル州の周辺に貧しい村があり、西部の大都市ムンバイまで約1600Kmのルートを通じて、たくさんの子どもが、売り飛ばされています。
さらに、インドで人身売買をした業者が逮捕され、有罪になるのは、たった数パーセントのみなのです。

その主な理由は3点。

・被害者が裁判で自らの体験を語り、証言をする精神的なハードル
・被害者だと分かってしまうことに伴う差別
・貧しい家庭は、裁判費用が出せない


この結果、悪徳な人身売買業者が平気な顔をしてのさばり、今この瞬間も子どもたちを売春宿へと売り飛ばし続けています。



「かものはしプロジェクト」の活動に関するアンケート(3問)に答えて、
10円の支援金を届けよう!(参加者6千人以上!)




村田さんが出会ったミーチャのように、ただそこで生まれてしまったために、たった1万円という値段で売られ、 家族のために働き、勉強することを夢にみながら、亡くなってしまう子どもたちがいる…。

日本では考えられないことですが、それが現在も世界のどこかで起こっている現実なのです。

そんな子どもたちのために、「人身売買」の問題解決に取り組んでいる、認定NPO法人かものはしプロジェクトさん。

インドで子どもが売られないように、社会の仕組みを変える取組みや、サバイバー(人身売買被害者)への支援を行っています。

今なら、簡単なアンケートに答えていただくだけで、無料でかものはしプロジェクトさんを支援することができます。
(※支援にかかる費用は、サポーター企業が負担するため、あなたに費用はかかりません)

30秒で終わる、3問のアンケートに答えるだけで、10円の支援金がかものはしプロジェクトさんに届けられます。

世界で子どもたちが売られる「児童買春」という問題の大きさからすると、10円という金額は大きくない支援に見えるかもしれません。
でも、多くの人が行動することで大きな力になる。
私たちgooddo(※)はそう考えています。

2018年5月から始めたこの取り組み。
8月末時点で、なんと6,000人を超える方が参加してくださり、68,770円の支援金をかものはしプロジェクトさんにお届けできたのです!

ここまで関心を持って読んでいただき、ありがとうございます。
「何かしたい!」と思っている方は、是非ご協力をお願いいたします!

>>アンケートに答えて支援する<<
情報提供:認定NPO法人かものはしプロジェクト

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